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無理をしない生き方に必要な2つのコツ

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無理をしないで生きるということは長い人生においてとても重要なことです。

 

1度無理をして心身を壊してしまったら、その後の長い人生にも悪影響を与えることになってしまいます。

 

無理をしない生き方を身につけて、自然体で生きるコツを紹介します。

 

自分と他人のキャパシティーは異なる

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「どうしてあの人はこんな時間まで働いても元気なんだろう?」

「どうして周りの人と比べて、自分は精神的に弱いんだろう?」

と思ったことはないでしょうか。

 

人それぞれ、体力・精神力のキャパシティーは異なります。

 

ショートスリーパーの人やロングスリーパーの人が存在するように、

毎日3時間の睡眠時間で十分に回復できる人もいれば、9時間寝ないと十分に寝た気がしないという人もいます。

 

まずは、自分と他人のキャパシティーは異なるということを理解しましょう。

 

そうでないと、「他の人が頑張っているから、自分ももっと頑張らないと」などというように無理をしてしまいますよ。

 

無理をするとどうなるか

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倦怠感、不眠(眠りが浅い)、頭痛、判断がしずらくなる、今まで出来ていたことをするのが難しく感じるなどの症状が出ます。

 

この状態を放っておくと、深刻な病を引き起こしてしまう場合もあります。

 

私も、新卒の時に半年間9:00~22:00まで働き続けて、心身ともにやられてしまった経験があります。

 

その時は、いくら寝ても、次の日の朝起きた時には疲労感が消えず残っていました。

そして、毎日体調が悪い状態で出勤し続けていました。

 

当時を思い返すと「周りのみんなも自分と同じ状況で、無理をしながら働いている。だから、自分も頑張らなきゃいけない。それに新卒だから人一倍働かないと」などと考えていたのだと思います。

 

そして、次第に心身ともに弱っていき、休日は外に出かけずに家でゆっくり休む生活になっていきました。

 

結局、この働き方に耐えかねてその職場では半年で5人以上が退職しました。

今になって考えると、こんな働き方に見切りをつけて1日でも早く辞めるという判断が出来た人は賢明だと感じます。

 

周りのみんなが頑張っているからといってそのやり方や働き方が正しいとは限りません。

 

他人と自分のキャパシティーは違います。

 

「自分には無理だ」と思ったら、その場から逃げることも大事です。

 

1.ジタバタともがかない

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人生には、幸運に恵まれて何をしても物事が上手く進む時と、不幸に見舞われてどんなに頑張っても、何をしても上手くいかない時がありますよね。

 

不幸に見舞われる時期が続く時はどうすればいいのでしょうか。

 

多くの人は、ジタバタと悪あがきをし、ありとあらゆる手段を使って、一刻も早くその危機から抜け出そうとします。

 

しかし、不運な時期というのは、実は、ジタバタと足掻けば足掻くほどに抜け出せなくなって窮地に追い込まれて身動きが取れなくなってしまうことが多いのです。

 

そんな時には「go with the flow」という言葉を思い出してください。

これは「流れに身を任せて生きることが最も幸せだ」という意味です。

 

人生には良い時期と悪い時期があり、不運な時期がくるというのは誰にとっても自然な事なので、逆らわずに、その流れに身を任せて覚悟を決めて自分なりのベストを尽くせば良いのです。

 

逆らって悪あがきをするよりも、身を任せて全てを受け入れる覚悟を決めた方が、自分の身の回りで起きるさまざまな事態に落ち着いて上手く対処できるものです。

 

そして、どんなに不運な時期も必ず終わりがやってきます。

 

そして、不運な状況が解消されたら、次は良い方向へと進んでいくということもまた自然の流れなのです。

 

 

2.無理をしないことが最大の攻め

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上手くいかない時こそ、無理をしないということが大事です。

 

上手くいかない時は、あれこれと手を出し、無理をして逆に状況を悪化させるよりも、いっそのこと何もしないで放っておきましょう。

 

例えば、景気が悪くなって給料が下がり、家計が苦しい時に、おいしい投資話やネットビジネスの話に乗っかって、結局大損をしたという話を聞いたことがありませんか?

 

自分が苦しい状況に置かれていたり、思うようにいっていない時こそ、人は無理をしてしまいがちです。

 

そして、無理をしている時の精神状態は普通ではないため、自分が取ろうとしているリスクの良し悪しの判断ができずに、事態をより悪化させてしまうのです。

 

うまくいかない時こそ、無理をせずに何もしないでおくということがとても重要です。

 

そして、次のチャンスが来るのをじっと待ちましょう。

 

松下幸之助はこう述べています。

 

苦しかったらやめればいい、無理をしてはならない。無理をしないといけないのはレベルが低い証拠。真剣に生きる人ほど無理はしない。無理をしないというのは消極的な意味ではない。願いはするが無理はしない。努力はしても天命に従う。これが疲れないこつである。

 

「自分はこんなに時間とお金をかけて頑張ってきたんだ。今更引き返せない。」

 

と思って投資や新規事業開拓の沼にどんどん足を取られてしまって動けなくなっている人を例にとるととても分かりやすいかと思います。

 

今のこの苦しい状況をなんとかしようと焦り、無理をして再起不能になるよりも、まだ負債が少ないうちに止めるということも冷静かつ賢明な判断です。

 

そして、この方法は精神的なダメージを減らすための方法でもあります。

 

また、体力的にも無理をしないということが大切です。

 

体に負荷をかけてまで無理をすることはかえって健康に大きな害をもたらし、結局思うような結果を出せないと事態を引き起こします。

 

体に負担をかけない程度に、短時間で効率よく結果を出せるような工夫をして、健康を維持するということを意識しながら物事に取り組みましょう。

 

終わりに

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頑張り屋さんほど自分のキャパシティーを超えて、無理をして心身を壊してしまいます。

自分の心身からの悲鳴を聞き逃さないように、日々自分と向き合う時間を作って自分自身をコントロールしていきましょう。